本人との続柄の書き方

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  1. 1.続柄の書き方とは
  2. 2.住民票を観点とした世帯主との続柄の書き方
  3. 3.世帯主と続柄の記入の例
  4. 4.戸籍が関係する続柄の書き方とは

 


続柄の書き方とは

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続柄を記入しなければならない場面というのは、生活を送る中で様々な手続きの際に必要な届出や書類を記入する際に何度も記入する機会があります。続柄の正しい記入の仕方を知っておくと後々に戸惑うことなく正しく記入することができます。では住民票や戸籍ではどのような違いがあるのでしょうか。

 


住民票を観点とした世帯主との続柄の書き方

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続柄を記入する場面に置いて、世帯主本人との続柄を記入する場面が多くあります。住民票の写しを請求する際に記入するのが最も多い例です。住民票上の続柄とは、ひとつの世帯に同居している人の関係を指します。また戸籍上の続柄とは血縁関係がある血族、姻族、配偶者などの続柄の関係のことを指します。

 

世帯主本人との続柄の書き方については、住民票に記載されている通りに記入する必要があります。例をあげると戸籍上の続柄は三男であっても、住民票における世帯主との続柄の書き方は子になります。対象となる人物が世帯主本人から見たときにどのような関係となるかを記入する必要があります。

 


世帯主と続柄の記入の例

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子、 妻、 夫、 子の子、 子の妻、 子の夫、 父、 父の父、 父の母、 母、 母の父、 母の母、 妻の父、 妻の母、 妻の弟、 妻の姉、 妻の子、 夫の子、 兄、 弟、 姉、 妹、 妹の子、 兄の子、 父の兄、 父の弟、 父の姉、 父の妹、 母の兄、 母の弟、 母の姉、 母の妹、 同居人、 縁故者、 夫(未届)、 妻(未届)

 

義父や義母とは記載せず妻の父、妻の母といった書き方となり、世帯主から見た孫も子の子といった書き方をします。妻の子や夫の子といった書き方をするのはどのような関係かというと、再婚の際に相手の子供と養子縁組をしていない場合に記入します。養子縁組をしている場合には子と記載し、妻の子でもなく夫の子でもない養子で届出をしていない場合には縁故者となります。

 

婿養子の場合には世帯主と婿養子が養子縁組をしているかどうかで記入の仕方が異なります。婿養子と世帯主が養子縁組をしている場合には子となり、婿養子と世帯主が養子縁組をしていない場合には子の夫という記入になります。妻(未届)、夫(未届)となっているものは内縁関係にある配偶者を指します。

 

しかしすでに結婚している状態の男性が他の女性と内縁関係を持っている場合やすでに結婚している女性が他の男性と内縁関係にある場合には妻(未届)、夫(未届)とは記入できず縁故者となります。出生届を提出する際に住所を記入するランに世帯主との続柄と記入する箇所がありますが、これは住民票上の続柄とするものを記入します。

 

注意しなければならないことについてですが、女性の場合には、離婚6ヶ月間再婚禁止の期間が法律で決められています。男性と再婚する予定の女性が、その再婚禁止の期間に同居している場合の続柄の記入の方法については縁故者となります。

 

法律で再婚禁止期間の時には妻(未届)と内縁状態であっても記入する事はできません。また記入している世帯主が本人の場合には続き柄は本人と記入します。自分と記入してしまう方も中にはいらっしゃいますが正しくは本人と書きます。

 


戸籍が関係する続柄の書き方とは

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人生の重要な届出のひとつである婚姻届、また離婚届などの届には父、母との続柄を記入する必要がありますがこれには住民票を観点として記入方法ではなく戸籍謄本の通りに続柄を記入する必要があります。

 

戸籍関連の続柄の書き方としては、長男 二男(※戸籍上は次男ではなく二男と記入します。)、 三男、 長女、 二女(戸籍上は次女ではなく二女と記入します。)、 三女、 養子という書き方になります。戸籍上の書き方として次女、次男といった書き方ではなく二女、二男となるので気をつけましょう。

 

例外として、縁談がまとまりいざ婚姻届を書こうと戸籍謄本を取り寄せてみたら、自分の父親の欄が空白で続き柄が性別しか記載されていないという場合のような事態に遭遇した時にどうしたらいいのでしょうか。そんな時には戸籍上の記載どおりに記入していくことで問題ありません。

 

父親の記載がされていないということは、父親に認知されていないということのため戸籍謄本では空白になっています。婚姻届には父親、母親の氏名を記載する箇所がありますが、戸籍の通りに父親の氏名欄は空白のままにします。

 

また続き柄が長男、長女、二男、二女という表し方ではなく、男、女といった性別だけの場合ですが、2004年に戸籍法の改正以前に出生した子の場合には、続き柄には何番目の子かということが記載されなかったそうです。婚姻届にすでに男、女、といった記載がある場合には、追加で書きこまずにそのまま提出します。婚姻届や離婚届といったもの以外にも、続き柄を知らなければ記入できない場面というのはたくさんあります。

 

例えば、受験の際の願書の記入方法です。見本があれば見本の通りに記載する方法が一番ですが見本がなければ、戸籍謄本の記載の通りに長男、二男、三男、長女、二女、三女と記入すれば良いのではないでしょうか。続き柄が必要なものには子供のパスポートの年賀欠礼状などもあります。

 

正しい書き方を知っていれば、いざという時に役立つのでしっかりと住民票の観点からの記入か、戸籍を観点とした記入の方法かということを把握しておくことが大事です。人前で記入する機会も多い続き柄は、すんなりと記入することができたならとてもできる人という印象を与え、マナーや礼儀をわきまえたしっかりした人という印象を相手に与えます。

 

最近ではアルバイトの学生が世帯主との関係に父と書くべき欄をお父さんと書いてしまったりと大変恥ずかしい間違いをしてしまう方も中にはいらっしゃいます。場面によって子供でも父、母と使うことができるように、普段から家や外での家族の紹介の仕方なども練習しておくことをおすすめします。

 

住民票の観点での記入や、戸籍での観点の記入の違いをしっかりとわきまえていれば、社会に出てからも恥ずかしい思いをすることなく職場や様々な場面でマナーを意識した振る舞いを心がけることにもつながります。日本ならでは続き柄は、大人のたしなみとして知っておきましょう。

 

色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
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タイトル:離婚届の書き方と見本

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