お歳暮のお礼状の書き方

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お歳暮をいただいたらお礼の気持ちをお伝えすることが大切です。その際、親しい間柄では、電話やメールなどでのお礼でも大丈夫ですが、お礼状を書くとより丁寧な印象となりますので、ビジネスのお付き合いの方などはお礼状を書くことをお勧めします。

 

  1. 1.お歳暮とは何か。
  2. 2.お歳暮を贈る際の注意点。
  3. 3.お礼状の書き方と例文。
  4. 4.しっかりと気持ちを伝える

 


お歳暮とは何か。

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お歳暮とは、一年間お世話になった方々に感謝の気持ちとまた来年も引き続きのお付き合いを願って、先方に贈る品物のことをいいます。このお歳暮の品を持って、先方に直接ご挨拶に伺うのが本来の姿ですが、最近では百貨店など商品を買ったお店から直送する場合が増えてきています。この時に、直接ご挨拶できないかわりに、お世話になった感謝の気持ちなどを書いた手紙を同封すると丁寧です。

 


お歳暮を贈る際の注意点。

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お歳暮を贈る時に気をつけた方がいいこととして、まずは先方の気持ちになって喜ばれるものを贈ることです。その為には、まず先方の家族構成や好みをきちんと知っておくことが必要となってきます。

 

例えば、先方が一人暮らしであったり、ご年配の夫婦ですと、たくさんの食べ物や傷みやすい生ものなどを贈っても食べきることができず、先方を困らせてしまうこともあります。また、ビールなどのお酒類も一番と言っていいほどの人気の品物ですが、先方がお酒をあまり好まなかったり、前は大好きでよくたしなんでいたとしても、健康上の理由などで控えている場合などもありますので、きちんとリサーチすることが大切です。

 

お歳暮としては5000円から10000円ぐらいがよく贈られますが、こちらも先方との関係により異なりますので、それぞれに適した形で贈るとよいでしょう。また、贈る時期については、12月に入ってから中旬ごろに贈るのが一般的です。贈り物としては、ハムやお酒、また日持ちがするものならお正月のお節に使う品物などを贈るのも人気となっています。

 


お礼状の書き方と例文。

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お歳暮をいただいたら、無事に届いたという報告も兼ねて、できるだけ早くお礼状を出すようにします。お礼状には、時候の挨拶、贈っていただいた感謝の気持ちとお礼、寒さの厳しい折ですので相手の健康への気遣い、そして今後のお付き合いのお願いや一年間お世話になったお礼などを書いて、締めの言葉とします。

 

ビジネスの相手であれば、

 

「拝啓 師走の候 貴社におかれましてはご繁忙の日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。」等の時候の挨拶で書き始めます。そして、その後は日頃お世話になっているお礼として「平素は格別のご懇情を賜りお礼申し上げます。」などの一文を入れます。

 

「さて、この度はご丁寧なお歳暮の品をお送りいただきましてありがとうございました。日頃は弊社の方がお世話になりましたのにこのようなお心遣いを賜りましたことを厚く御礼申し上げます。」などのいただいたことへの感謝の気持ちを述べます。

 

「寒さは厳しい折。どうぞ皆様ご自愛くださいませ。貴社のますますのご発展をお祈りしております。」などの先方を気遣う一文を入れます。そして最後は「まずはとりあえず略儀ながら書中をもちましてお礼とさせていただきます。」と締めます。

 

個人の場合や一般の場合は、会社のようにかしこまらずに、しかし丁寧に書くことがコツです。

 

「拝啓 年の瀬を迎えあわただしい日が続いておりますが、お変わりございませんでしょうか。」書き出しは会社の場合と同様、時候の挨拶で始めます。そして「私どももおかげさまで変わりなく過ごしております。」など、自分たちの近況をお知らせしておく一文を入れておくのも例です。

 

あとはいただいたお礼を書くのですが、親しい方ですといただいた品物に対しての感謝という点で、食べ物ですと「この度は結構なお品をいただき、まことにありがとうございました。家族全員で美味しくいただきました。」や、食べ物以外でしたら「家族のものも大変よろこんでおります。」など、自分だけではなく家族揃って感謝している旨を伝えます。

 

そして、「厳しい寒さが続きますが、どうかお身体にお気をつけくださいませ。そしてよいお年をお迎えされることをお祈り申し上げます。」などの言葉で締めくくると先方に気持ちが伝わります。

 


しっかりと気持ちを伝える

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お歳暮はお世話になったお礼として贈られるものですので、基本的にお返しの品はいらないとされています。しかし、先方との関係性などによって、どうしてもお返しをする場合は最後にでも「別便にて心ばかりの品を贈らせていただきました。どうぞお納めください。」などの一文を入れておくとスマートです。

 

お礼状となると堅苦しく難しいものであると考えがちですが、基本はいただいたお礼を心を込めて伝えるものです。先方は貴重な時間を割いて、自分たちが喜ぶだろうものを考え送ってくれています。その感謝の気持ちを自分の言葉できちんと書くことが大切です。そしてそのお礼の気持ちを一刻も早く伝えるために、お品が届いたらすぐにでもお礼状を出すようにします。

 

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