安全書類の書き方

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工事現場や建設現場など、人災が発生しやすい環境下で自社の従業員を働かせているといった会社や事務所が、安全管理のための手段を記入し事故を防ぐ材料として役立てようと書面にしているのが安全書類です。

 

  1. 1.建設工事の現場などで役立ちます
  2. 2.全建統一様式の書式で書く
  3. 3.役割や選任なのかも事細かに書きます
  4. 4.行政に提出する書類の可能性もあります

 


建設工事の現場などで役立ちます

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工事現場や建設現場など、人災が発生しやすい環境下で自社の従業員を働かせているといった会社や事務所が、安全管理のための手段を記入し事故を防ぐ材料として役立てようと書面にしているのが安全書類です。安全書類に記載されている通りの安全確認を行っておけば、大きな人災が発生することは少なくなり人命を守るための要素となっています。

 

この安全書類は現場作業を行う方が安全を確認するための指標という役割以外にも、万が一大きな事故が起こってしまった際に自社では安全管理をきちんとしていたという証明になるといった役割も担っています。安全管理に重点を置いていたか否かという点は、事故後に事故を発生させた会社の過失責任の度合いを測る物差しとなることから、

 

会社や事業主が事故を防止するために必要な処置を書面にして残していたという証拠が必要となるのです。分かりやすく言えば人命に関わるような大きな事故が起きてしまったときに、会社や事務所としてはしっかり安全対策を講じていたので現場作業員の過失や現場責任者の判断ミスで事故が起こったということの証明書になるのです。

 

建設工事や建築工事などを請け負っているものの、作業自体は下請け会社に任せているといった会社や事務所は、万が一に供えて責任の所在を明確にするためこの安全書類をしっかり書き上げておき、現場で作業を行う従業員の方や職人の方に安全対策を遵守するよう必ず指示を出しておくことが重要になります。安全書類は現場仕事で役立つ大切な書類だと言えるでしょう。

 


全建統一様式の書式で書く

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実際に安全書類を製作する際の書き方としてまず記憶しておきたいこととしては、全建統一様式というどの地域、どの建築現場などでも使用できる書式のものを書くといいといった点です。全建統一様式とはいわばテンプレート形式で書き上げられる安全書類の書式になっており、

 

インターネット上から無料で名簿用の書式や通知書用の書式などをダウンロードできるようになっている、最も無難な安全書類の書き方であると言えます。昔かたぎな建設業者や現場作業員の方の中には、この全建統一様式の書式は味気なく臨機応変な対応に乏しいと嫌悪感を示すような方もいらっしゃいますが、

 

全国的に見て優れており内容も分かりやすくなっている全建統一様式を選んでおけば書類としての体は確実に為すことができるためまずは覚えていてください。全建統一様式での安全書類の具体的な書き方としては、第一に日付や記入者の氏名、会社名と工事全体の責任者の氏名を書きます。その下に建設業許可が必要な工事であるか否かを記載し、建設業法に則った主任技術者の氏名の記入、

 

労働安全衛生法に則った安全衛生責任者および安全衛生推進者の氏名の記入、雇用改善法に則った雇用管理責任者の氏名の記入、現場作業を実際に行う上で欠かせない専門技術者の方々の氏名の記入を、それぞれ間隔を空けて記載していくものだと捉えておいてください。ただ単に氏名を書き込むだけでなく、役割や保持している資格なども記入していく必要があるため、一人一人に確認をとりながら書類を完成させていくといいでしょう。

 


役割や選任なのかも事細かに書きます

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主任技術者、安全衛生責任者、安全衛生推進者、雇用管理責任者に関しては、役割と選任をかなり細かく記載しなければいけません。例えば主任技術者の場合、施工の技術上の管理を行うといった役割の趣旨を明確に表す必要があるのです。安全衛生責任者であれば元請会社と下請会社、そして作業員との連絡をとる役割といった形で書き込んでいきます。
 

選任に関しても現場における労働者の数が、何人以上何人未満の際に選任されるのかなどを、数値と共に記入していくことが大事です。各会社の労務担当者や総務担当者、もしくは事業主などが選任される場合でも、数値の記載は端的に行っておくことが望ましいと認識しておいてください。

 

そして作業を任せられる人物なのかの確認のための資格の記載も必須です。安全衛生責任者の場合は職長教育修了者及び安全衛生に関する能力を有する者といった形で、誰であれば安全衛生責任者として相応しいのかを明確にしておく必要があるためです。そして資格の下に専任で作業に当たってもらうべきなのか、他の役割と兼任しても構わないのかなども必要とあらば書き込んでいってください。

 

現場作業における責任者、そして責任の所在を非常に事細かに記入していかなければならないのが安全書類ですので、事務職の方が一人で仕上げるには難しそうだといった場合二人三人と安全書類製作に携わる人員を増やすか、安全書類の製作作業を代行してくれる業者の力を借りつつ仕上げるといった選択肢をとってみるのもいいでしょう。

 


行政に提出する書類の可能性もあります

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安全書類を書く上で忘れてはいけないのが専門技術者の方々の担当工事内容や所持している資格であると言え、あとは会社や事務所でどのような安全管理、安全対策をとっていてるのかの、説明文を添えていくといった書式をイメージしておくと理解しやすいでしょう。熱中症予備対策としてこのような措置を講じている、

 

転落防止のためにこのような安全設備や指導を行っているといった具体性のあるものが好ましいとされています。そして安全書類を書く際に頭の片隅に入れておきたいこととして挙げられるのが、安全書類は現場に提出するものや会社として保存するものだけでなく官庁窓口に提出して作業許可をとらなければならないような書類も存在しているといった点です。

 

会社や現場の人間のみが閲覧するのではなく、建設工事や建築工事の許可を出す役人も目を通す可能性があるといった部分を考慮して、会社の人間や現場の人間にのみ分かる言葉などを選ばず、客観的に見て理解しやすい文体や書式にまとめることが大切なのです。全建統一様式の書式で書いておけばまず問題ないと言えますが、

 

極力読みやすさや分かりやすさに重点を置いて細かなポイントも書いていくと再提出を求められるようなことを避けられるのだと記憶しておいてください。安全書類は事故発生時の保険であり会社や事務所にとっての安全管理マニュアルです。内容に整合性が無く安全対策が分かりにくいような場合事故の発生に繋がる可能性もあるため、一行一行気をつけて書くべきだと捉えておいてください。

 

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