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年賀状の基本マナー
年賀状は、新年の始まりにいちばんに目にするご挨拶です。親しい友人や、会社の同僚への年賀状はもちろんですが、上司や、取引先の会社、または配偶者の親族などへのかしこまった年賀状は、どのように書けばいいのか迷うものです。社会人として恥ずかしくない、年賀状の書き方、出し方のポイントとはどのようなものがあるのでしょうか?
書き方のマナーをしっかりと学び、礼儀正しい新年のご挨拶をしましょう。年賀状のマナーでもっとも大切なのは、裏面にきちんとした挨拶文を書くことと、正しいフォーマットで宛名を書くこと、そして年賀状が届いた際にはできるだけ早く返事を出すことの3点が挙げられます。
まず、裏面に書かれる挨拶文については、上司宛と親しい友人宛とで内容を使い分けるのが良いとされています。目上の人に出す年賀状の場合は、「賀正」など、省略されている言葉が印刷されているハガキを使わないように注意しましょう。略語や略字はくだけた印象を与えるので、かしこまった挨拶では使用してはいけません。
ちなみに、もっとも汎用性が高い挨拶言葉は「謹賀新年」で、これは目上の人に使っても失礼に当たりません。挨拶文に関しては、インタ―ネットや本などでテンプレートが紹介されているので、うまく活用して使い分けるのが良いでしょう。宛名のフォーマットは、各状況によって変わってきます。それぞれの状況に応じて、適切なフォーマットを選択する必要があります。
年賀状の返事は、届いた相手に対して自分が年賀状を出していなかった場合に問題になります。年賀状が届いたことに対するお礼文と、こちらから出していなかったお詫びなどを添えて、できるだけ早く返事を出すようにします。元旦に書くことができればベストでしょう。特に仕事上の付き合いがある相手の場合には、返礼を出さなかった場合トラブルのもとになる可能性もあります。
宛名の書き方の基本
以前は、マナー本をひっくり返しながら、年賀状の挨拶文をひねり出していたこともあったようですが、現在ではそのようなことはめっきりとなくなりました。年賀状の文面テンプレートは、さまざまな場所で手に入れることができます。近年は、年賀状の裏面デザインとして一括で画像データがつくられていることも増えており、文面に困ることも少なくなっています。
しかし、アドレス帳の編集、すなわち宛名だけは自分で作らなければいけません。また、裏面は印刷だけど、表面は手書き、という人も少なくありません。ここでは、正しい宛名の書き方をマスターしておきましょう。まずは、宛名は縦書きで書きます。近年は横書きのデザインも増えていますが、目上の人や取引先に送る年賀状では避けたほうが良いでしょう。
書くものは、毛筆で書けるのがベストです。新年の挨拶はお祝い事ですから、太くてしっかりとした字のほうが縁起がいいとされているためです。そのため、毛筆についで筆ペン、フェルトペン、サインペンなども宛名書きに使われることがります。が、昨今は細い線しか引けないボールペンで宛名を書いても、さほど失礼とは取られないようです。印刷での宛名書きも広まってきているので、あまり気にする必要はないかもしれません。
また、赤書きで宛名を書くのはやめましょう。黒の墨かサインペン、ボールペンを使って書きましょう。また、宛名は、できるだけ正式名称で記載します。建物名や会社名など、略称を用いるのは失礼にあたるので、できるだけ避けましょう。また、縦書きの場合、住所の番地などは漢数字で記載しましょう。
住所内にビル名やマンション名がある場合は、住所よりも少し小さな字で、書き出しを少し下げて書き始めます。書き損じたときは、新しいはがきに替えて書き直します。修正液、修正テープを用いた修正や、二重線などで間違えた文字を消すのはNG。郵便局で書き損じは取り替えてもらいましょう。
宛名につける敬称は、基本的に「様」です。これは、連名の場合には一人ずつに敬称を付けます。医師や恩師に宛てる場合には、「様」ではなく「先生」でもかまいません。また、会社などの団体宛の場合には、一番下に「御中」をつけます。ここで注意することは、まちがった敬称の付け方をしないことです。
「御中」の敬称は、団体に宛てたものにのみ使います。「○○会社御中××様」のような使い方はしません。この場合は、「○○会社××様」のようになります。また、ある会社のある部署に宛てる場合には、部署名の下に「御中」を付けます。
「○○会社御中××部」のような使い方はしません。「○○会社××部御中」のような順番になります。部長、社長などの肩書には敬称を付けません。「部長様○○」ではなく、「部長 ○○様」のように書きます。
年賀状の宛名、名前の順番は?
年賀状が個人宛のものであれば、迷うことはないのですが、会社や家族に宛てた年賀状の場合、名前の順番や書き方は、どうするのが正式なのでしょうか。まず、会社宛の年賀状の場合を見ていきましょう。会社宛の場合には、基本的に連名を使いません。
取引先の担当者が2人以上いる場合には、それぞれ1枚ずつ、複数枚の年賀状を書くようにします。というのも、年賀状は個人で保管することになりますから、連名で出されると困ってしまうためです。
会社宛の場合は、「○○会社御中」と書きます。このような年賀状は会社のものとして保管されますので、問題ありません。あるいは、小さな会社の場合には、「○○会社社長××様」のように、社長宛てに出しても良いでしょう。
家族宛ての場合にはどうでしょうか。まずは、世帯主の名前を一番右側に書きます。その後、左に一列ずつずらしながら、妻、子供の順番に名前を連ねていくのが一般的です。基本的には夫婦の名前を連名で書くことが多いために、子供の名前は省略することも多いですが、顔見知りの子供であれば書いたほうが喜ばれるかもしれません。
家族の連名の場合、苗字は2人目以降省略します。家族の数が多く、書ききれない場合には、「○○家御一同様」のように書いても大丈夫です。親戚だけでなく、会社の同僚や、上司へ宛てる年賀状でも、上記のような書き方で問題ありません。
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