志望理由書の書き方
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家電リサイクル券の書き方
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志望理由書とは、進学先に自分の熱意を伝えるための書面です。他の書類と比べて、自分の考えていることを自由に書くことが求められるので、受験生によっては「何を書いたら良いか分からない」と悩むかもしれません。そこで、今回は志望理由書の書き方のポイントをまとめます。
なぜ、この学問を学びたいのかを明確にする
大学や専門学校は高校までと違い、専門科目のレベルが深くなります。そして、その分野の専門家が先生です。そのように考えると、「ただ何となく勉強しに来ました」という人と、何か目的を持ってきた人では、どちらを大学に合格させたいかは明白だと思います。
高校までで勉強してきた学問(国語、社会系、理科系、数学、英語など)に関係する学科なら、「なぜもっと専門的に大学で学ぼうと思った」のか。そして、大学で初めて触れるような学科(哲学、心理学、経済学、工学、医療、看護など)なら「この学問を学ぼうと思ったきっかけ」をしっかり語ることが大切です。
例文
『私は○○大学で心理学を学びたいと思います。その理由は高校時代にあります。私は元々人見知りな性格で、高校に入学した直後はなかなか周囲になじむことができず、いつも独りでした。その当時、なんとなく図書館で借りた「○○の心理学」という本を読みました。その本には、人と自分が居心地よく過ごせるためにはこういうことが必要だ、といったことが書いてあり、とても関心を持って読み進めたのを覚えています。それからは心の世界に魅力を感じ、大学では心理学を志そうと決意しました。』
この学問を学んで何がしたいのかを考える
大学などに行くために志望理由書を書く人が多いと思います。そこで「大学を卒業した後にどうしたいか?」なんて聞かれても、「そんなことまだわからないよ」という人が多いと思います。ですが、一応仮に、自分の将来についても考えておきましょう。先ほども書きましたが「ただ何となく来ました」という受験生は、なかなか合格は難しいと思います。
そして、大学等には学生をきちんと社会に送り出すための(見えない)責任を負っているといっても過言ではありません。きちんとビジョン(将来への展望)を伝えられる人は、グッと印象にとまりやすくなります。
先ほどの例文の続きを見ていきましょう
『私は心理学を学び、私と同じように人見知りに悩む学生や、そのせいで毎日を楽しく過ごせない人に対して、カウンセラーとしてお話を聴いたり、有益な情報を提供できるような仕事に就いて、悩める人の心をサポートしていきたい、というのが今の将来の夢です。そのためには、貴学で心理学を学び、特に人とのかかわり方と心について勉強をしていきたいと思っています。』
大学ではどういう学生でありたいのかを簡潔に書く
最後の「結」の部分は、いよいよ自分の答えである「結論」を書く部分です。自分が「承」で列挙した考え方のうち、どういう理由で、自分はどれを結論としたという形で書いていきます。その場合は、自分の好みで書いてはいけません。「承」で取り上げたそれぞれの考え方やその「理由」を比較検討して自分なりの結論を出して書いていきます。
しかし、ここで注意することは、実際に書いてみると、そのままでは結論が出せないことが多いことです。なぜなら、「承」では、いくつかある考え方にそれぞれ「理由」をつけて列挙してあるためです。それぞれに理由があるということは、どの考え方にも一理あるということなので、そのままでは結論は出せません。
そのような状況で「結論」を出すためには、それぞれの考え方を認めた上で、もっと大きな考え方や理由を挙げて自分なりの結論を下すことになります。したがって、それは、絶対的な「結論」と言うよりも、イメージではそれぞれの考え方の良いところを認めた上での自分自身の「判定」に近いものがあります。例えば、「A案B案C案の利点も認めるが、D案はさらにこういう理由のために私はD案がよいと思います。」や「喫煙派のリフレッシュ効果も認めますが、反対派の言う健康被害を私は重視するために、私は喫煙に反対です。
なぜなら、健康を損なえば命を落としてしまうからです。命はリフレッシュよりも大切です。」のように自分なりに「承」で取り上げた考え方を比較検討して、一つの結論を選び、その理由とともに書いていくのが結論部分です。これらの点に注意して「起承結」を書いていくと、論文の骨組みが完成します。例えばまとめるとこうなります。
最後に本当に大事なこと
これで「私はこういう学問が学びたい」ということは伝わったと思います。しかしもう1つ大事な問いが残されています。それは、「大学でどういう学生生活をしたいか」ということです。例えば、一見すると真面目そうな生徒だったのに、大学に入ったらやる気がない、授業を休みがちになる、全然課題をしない、といったことになってしまう人も少なくありません。
大学の先生はそういう人をたくさん見てきてますから、単純に「勉強したい」と書くだけでは、先生たちは「本当かな?」と思ってしまうでしょう。そこで、最後にあなたが思い描いている学生生活を書き添えて「大学ではこんな学生でありたい!」という想いを書きましょう。そうすることで、「この受験生はきちんと大学に入ってからのことも考えているのだな」と感じ、合格が一気に近くなります。
この自分の大学生活については、学問とは直接関係なくても良いとは思います。もちろん関係のあることならより印象良く映るとは思いますが、ここはあくまでも自分がやりたいことを書いていけば良いのです。例えば、「大学に入学したら、演劇部に入って、興味のあった演劇にも挑戦したいです」とか「アルバイトをしたことが無いので、学業と両立しながら、社会勉強もしていきたいです」とか。
先ほどの例で最も綺麗な形としては、「私はまだ人見知りな部分があるので、大学生になったら接客のバイトをしたり、子供たちと関わるボランティアをしながら、多くの人と関わりを持っていきたいと思いっています」と書くと良いかもしれませんね。
下記の志望理由の書き方も参考になります♪
タイトル:司法修習生志望理由の書き方