反省文(遅刻)の例文とマナーと書き方

社会人として、やってはいけないミスのひとつに、会社に遅刻するということです。

これは、自己管理がなっていないとして自分自身の評価が下るだけではなく、自分が所属している部署のモチベーションを下げてしまったり、評判を落としてしまったりします。また、もし始業後すぐに取引先などとアポイントがある場合は、社外の方にまでご迷惑をおかけしてしまうことにもなります。

 

こうした大きなリスクを持っているということであり、理由がどのようなものであっても、すみやかに出社した後は、口頭での謝罪にとどまらず、反省文を作成して、上長に提出すべきものです。

 

では、その反省文について、どのような内容を記載すれば良いでしょうか。

書いておくべき項目としては、3つあります。 1つ目は、遅刻の事実であり、自分が本来出社すべき時間に対して何分遅れたかということを書きます。これは、事実の認識を自分自身で行い、また上長とも共有するためです。次に、遅刻の原因です。

 

公共交通機関の遅れはもちろんのこと、寝坊や通勤手段の選択ミスなどの不注意、怠慢も原因に含まれます。素直に事実を伝える必要があります。そして3つ目は遅刻防止の対策です。事実と原因を踏まえて、これから同様の失敗を犯さないために、どのようなことができて、それをいかに実行していくかを書くのです。

 

こうした3つのポイントは、反省文にだけ有効なものではなく、通常の業務を遂行する上でも、「事実の確認」「原因の究明」「再発防止策の立案」という一連の流れは、新しい商品開発であっても、トラブル対応の評価であっても、ビジネス文書の基本として同じようなスタイルが採られます。このポイントをおさえることで、読み手にとっても理解しやすく、話の流れを追いやすい文書が作成されたということになるのです。

 

そして、反省文のように、自分の非を認め、それを反省するという内容のものであればなおさら、自分自身が社会人としての基礎的文書作成能力を保有していることを証明し、社会人として労働するための資格や適性について、一定程度の基準を有していることを示す必要があるのです。

 

文書というものは

特に仕事を行っていく上では、単純に書いてあれば良いというものではなく、必要とされるルールに従って記載されることによって、初めて意味のあるものとして受け入れられるようになるのです。

 

そして、反省文という文書の性質上、どうしても忘れてはいけないのが、反省の気持ちをしっかりと伝えるということです。

 

自分の行動を分析して、対策案を立案するというだけでは、あまりに客観的であり、「遅刻された」ことで管理監督能力にも疑義を生じさせてしまいかねない上長や、気分を害している職場の先輩や同僚、後輩などは、そうした行動について、主観的な部分で受け入れがたいという思いを抱く可能性が高くなります。

 

今後も同じ職場で仲間として働いていくうえで、自分自身の行動による不和や対立的な感情が起こってしまうのは、何としてでも避けなければいけません。そのためにも、反省文には必ず謝罪の言葉を入れるようにします。

 

目覚まし時計が故障していたとか、前日に深酒をしてしまい、起き上がることができなかったとか、あるいは体調がすぐれずに家を出るまでに通常よりも大幅な時間を要してしまったりとか、自己管理の甘さは言うまでもなく、例えば公共交通機関の遅れやダイヤの乱れなどによる場合でも、しっかりとした謝罪の言葉が必要です。

 

公共交通機関の場合は

鉄道会社などの発行する遅延証明を添えることで、勤務上は遅刻扱いを受けませんが、それでもそうしたトラブルに見舞われたとしても、あらかじめ早くに家を出たり、代替通勤手段を使うなどして、平常通りに出勤してきた同僚もいるはずですから、やはり自分自身にいくらかの非を認めるべきですし、改めて反省文という形で誠意を示すことによって、オフィシャルな部分だけではなく、心情面や主観面での不快感や不満をいくらか和らげることができるのです。

 

遅刻は、しようと思ってするという方はいません。

しかし、一旦やってしまえば、自分自身ばかりではなく、周囲にも大きな迷惑をかけてしまう重大な失敗です。同僚は不満な気持ちを持ちますし、上長も評価を下げる理由として挙げることもありえます。

 

また、自分の仕事を誰かがバックアップしなければいけないような事態に陥り、その人が本来やるべき仕事ができないこともありえます。まずは一刻も早く出社し、仕事に取り掛かれるようにするために、遅れを最小限に抑えることができる方法はあらゆるものをとりましょう。

 

そして出社したあとは、速やかに周囲に謝罪の言葉をかけて、また上長に深くお詫びするとともに、業務の遅れを取り戻すために懸命に働きましょう。そのうえで、可能な限り早く反省文をしたためるとともに、誠意をもって謝罪をすることにより、信頼の回復と職場の雰囲気改善に向けて努力を行わなければなりません。

企業の手紙の書き方:最初

企業から手紙を書く際には、会社のイメージというものをよくも悪くもしてしまうことにつながるため、色々なところで注意をしなければならないものです。   ...

取下げ書の書き方

離婚での裁判を起こした場合に裁判の取り下げを行うには取下げ書を作成する必要があります。離婚調停を申し立てたが自分には不利な流れで進んでいる時に使用します。このままの流れでは...

書留封筒書き方

一般書留の特徴は、事細かく追跡ができることと万一損害が生じた場合の保障額にあります。通過する郵便局ごとに記録が残るために、今どの地点まで配送がなされているのかを確認すること...

レポート表紙の書き方

大学生になると途端に提出しなければなり、学生たちの頭を悩ますレポートですが、あまりの不慣れさからその書式は皆バラバラだったりします。ページ数が記載されていなかったり、やけに...

生命保険料控除の書き方

  1.所得税と生命保険料控除 2.給与所得者の生命保険料控除申請書 3.生命保険料控除の対象となる保険契約 4.生命保険料控除申請書の書...

封筒住所書き方

ビジネスの場面でも日常の場面でも出すことがありえるのが手紙などを入れた封筒であると言えます。当然ながら封筒に記載する住所が間違っていると送りたい相手の手元まで届かず戻ってき...

詫び状の書き方(縦書)

  1.詫び状とは 2.詫び状を書く際の注意点 3.詫び状の書き方   詫び状とは 詫び状とは、自分の...

源泉徴収票の書き方

年末調整をするために、年末になれば源泉徴収の書類を作る必要があります。会社員として源泉徴収を受け取る場合は簡単なのですが、自分で作成しなければいけないとなると書き方がわから...

宛名の書き方

  1.ビジネスでのはがき、封書の宛名 2.個人宛の宛名の書き方 3.特定の職業の個人に宛てる場合 4.組織や企業などの団体に宛てる場合 ...

ビジネスのお礼はがきの表の書き方

人付き合いをすることにおいて、様々な場面で相手に感謝の気持ちを伝える必要が出てくるものです。最近では携帯電話やパソコンが普及してきたこともあり、電話やメールなどでの電子的な...

スポンサーリンク