小学校の書き方教育は授業の行い方が大切

小学校教育においては書き方の授業があります。低学年のうちは硬筆を使ってひらがな、カタカナ、簡単な漢字の正しい書き方を学ぶことができます。中学年になるとこれが毛筆に代わり、毛筆でのそれぞれの文字の書き方を学んだり、書き初めを行ったりする経験ができます。

 

硬筆も毛筆も最大では全国規模にもなるコンクールがあり、各小学校からは代表が選ばれて作品を出すようにしているのが一般的であり、もともと硬筆や習字を習っていて美しい作品を作れる人が選ばれて出品される傾向にあります。

 

この書き方の授業というのは文字の書き方の基礎を学べる最初で最後の機会となります。小学生達には積極的に取り組んでもらって、善人に美しい字を書けるようになってもらいたいのですが、実際にはそううまくいかないという実情があります。

 

ただ文字を書くだけの授業となってしまいがちなため

どちらかというと苦に思っている小学生が多いのです。また、文字の練習のうちはともかく、作品を書くようになるとしばしばその作品が展示されるようになり、字が下手だと思っている人はますますこの授業が嫌いになっていってしまうのです。

 

硬筆や毛筆を習っている人はクラスに多かれ少なかれいるため、その差ははり出されると歴然としてしまうこともこの授業が嫌われてしまう傾向に拍車をかけているでしょう。

 

そういった状況にならないためには教師がうまく授業を組み立てることが大切です。もともと上手に書ける人の長所を伸ばすという観点も大切ですが、そうでない人にきれいな字を書きたいと思わせることの方がずっと大事であることを認識して授業を実践することが大切です。

 

そのためには、優劣ができてしまうこと自体に問題はないけれど、自分からきれいな文字になりたいと思う誘因をうまく作ってあげることが重要です。例えば、チーム対抗のゲームにしてしまうというのが方法として挙げられます。

 

あまり長くない文をお手本通りに書いてもらって

それを5段階程度で評価し、チームごとの合計点を競わせるのです。負けず嫌いの小学生ならもっときれいな字にするぞと頑張ってくれるでしょう。

 

ただし、こういった競争を行わせるときにはそれがエスカレートしすぎないようにすることも大切になります。あまりに白熱してしまって、点数を下げている人が軽いいじめに遭ってしまうということも懸念されるからです。

 

そういった子にこそ書き方の授業を好きになってもらわなければならないので、点数の低かった人が次に点数が上がるとおまけ点がつくといったようなシステムを入れて、今回点数が悪くても次にプラスになれるというような付加価値をつけてあげるとよいでしょう。

 

こういった例のようにしてうまく書き方の授業に興味をもってもらえるようにデザインすることが大切であり、そうすることで美しい文字を書けるようにするという目的に皆が向かっていくことができるのです。

 

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