ローマ字の名前の書き方

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ローマ字で名前を書く機会は少なくありません。例えば、パスポートを申請するときやクレジットカードを申し込むときはローマ字での申請が必要となります。名前が比較的簡単な場合ですと、ローマ字に変換することはそれほど難しいことではありません。

 

  1. 1.ローマ字の表記はヘボン式が一般的
  2. 2.間違えやすい表記について
  3. 3.促音と撥音ーその注意点
  4. 4.非ヘボン式ローマ字でのパスポート申請

 


ローマ字の表記はヘボン式が一般的

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ローマ字で名前を書く機会は少なくありません。例えば、パスポートを申請するときやクレジットカードを申し込むときはローマ字での申請が必要となります。名前が比較的簡単な場合ですと、ローマ字に変換することはそれほど難しいことではありません。例えば、山田花子さんであれば、YAMADA HANAKOと表わすことができ、

 

アルファベットを知っている人であるならば特別難しく感じることはないはずです。しかしながら、名前によっては、どのように表記したら良いのかと悩む場合もあります。例えば、津川優子さんという方がおられると仮定します。津川はどのように表記されるでしょうか。Tugawaでしょうか。それともTsugawaが正しいのでしょうか。

 

また、優子はYukoなのかYoukoなのでしょうか。このように、どちらの表記の仕方が正しいのかと考えてしまうようなことがあります。そのように表記の仕方に悩んでしまうというお名前の方はきっと多いのではないかと思います。現在、日本で使われているローマ字は、ヘボン式と呼ばれています。

 

この名前の由来は1867年にアメリカからやって来たジェームス・カーティス・ヘボンに由来します。このヘボンは「和英語林集成」と呼ばれる辞書を書きましたが、その中でローマ字を使用しました。そのことが由来となって、ヘボンの名前を使用しヘボン式ローマ字と呼ばれるようになりました。現在、日本ではこのヘボン式ローマ字が一般的に用いられているため最も馴染みのある言葉となっています。

 


間違えやすい表記について

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ローマ字で名前を表わすのが、難しく感じる例を幾つか取り挙げたいと思います。例えば、千葉光樹という名前の人がいるとします。千葉は、どのように表記されるでしょうか。Tibaでしょうか。それともChibaなのでしょうか。ちばの場合は、Chibaと表わすのが正しい表記の仕方と言えます。

 

光樹はどのように言えますか。Kokiが正しいと言えます。ついついやってしまいがちなのが、Koukiというように、uを入れてしまうことです。ヘボン式においては、こうを表わす時に、uを入れることはありませんのでご注意ください。他にも間違いやすい名前として、どのようなお名前があるでしょうか。

 

石川大志という人がいるとします。ある人は、Isikawa Taisiというように書くかもしれません。しかし、ヘボン式ローマ字で表記する場合、この表現の仕方は間違っています。しの場合は、shiにするのが正しい書き方ということになります。従って、いしかわたいしは、Ishikawa Taishiというようになります。

 

では、小松敏和の場合は、どのように書くのが正解になるのでしょうか?Komatuにはなりません。Komatsuとしなければなりません。つは、tsuで表されます。としかずは、Toshikaduとはなりません。Toshikazuが正しい表わし方です。これと同じ撥音で「づ」もありますが、これについてもヘボン式ローマ字の場合はzuになります。こうした間違えやすい表記はごく一部ですので、それらを覚えてしまえば問題はありません。

 


促音と撥音ーその注意点

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促音とは、表記で「つ」の部分に当たり詰まる音のことを言います。名前にもこの詰まる音が使われいるものがあります。例えば、芸能人の吉川(きっかわ)晃司は、詰まる音が入っている代表例と言えます。この促音はどのように表記するのでしょうか。吉川晃司さんの場合ですと、Kikkawa koujiとなります。

 

このように「ツ」の部分は、子音字を重ねて使うということになります。同じように、名探偵コナンに登場するキャラクター服部(はっとり)平次でならば、Hattori Heijiというようになります。ただし、促音には例外があります。「ちゃ」、「ちゅ」、「ちょ」を表わす場合です。この場合、促音はTを使用するという決まりになっています。

 

例えば、薩摩と長州を短縮させた薩長という言葉がありますが、これはSatchoというように表記するということです。本当はtが必要であるにもかかわらず、抜けているケースはよく見受けられます。間違いやすいのでご注意ください。また、同じように八丁堀という地名がありますが、この場合は、Hachoboriというように表記するということです。

 

撥音に関しても使う決まりになっています。例えば、近藤真彦ならば、Kondo Masashikoになります。これにも例外があり、B,M,Pの前にある吃音はMで表記されることになっています。例えば、本間成美ならば、Homma Narumiというようになります。三瓶(さんぺい)由布子ならば、Sampei Yukoとなります。

 


非ヘボン式ローマ字でのパスポート申請

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パスポートの申請をする時にアルファベットでの記載が求められますが、ほとんどの方はヘボン式ローマ字で記載をされます。外務省もヘボン式ローマ字を使用することを推奨しています。しかしながら、最近は外国風の名前の持ち主や、また従来の訓読みにとらわれない表記をしたいという方が増えています。

 

例えば、山田という名前の場合、ヘボン式ローマ字で表記するとYamadaとなります。それをJamadaにしたいといった要請があるということです。そのため外務省は、基本的にはヘボン式ローマ字による申請をするよう指導していますが、例外的に非ヘボン式ローマ字による申請を認めるケースが増えています。

 

例外が認められるのは、その名前で生活実態があるかどうかということです。もし普段から非ヘボン式ローマ字を使用しているのであれば、認められるということになります。そのことを証明する必要があります。一番身近で証明しやすいものといえば、クレジットカードかもしれません。

 

ただし、外務省は例外を認めているものの、各都道府県によってその認識の度合に温度差があります。簡単に認めてくれる県もあれば、そうでない県もあります。しかし、外務省は例外を認めていますから、粘り強く説明すると認めてくれるかもしれません。ただし、注意が必要です。

 

一度非ヘボン式ローマ字でパスポートを取得した場合、その後表記の変更は認められません。例外はあるようですが、しかし、基本的には認められないものと認識するほうが良いようです。従って、一時的なきまぐれで非ヘボン式ローマ字を選択することがないように、今後の影響なども光量に入れ、慎重に決める必要があります。

 

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