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正月には年賀状を書きますが、夏真っ盛りの時期には「暑中見舞い」あるいは「残暑見舞い」を書きます。もともと、暑中見舞いや残暑見舞いは、夏の暑い時期に相手が体調を崩したりしていないかを気遣うのが本来の趣旨です。
年賀状と比較すると
夏にお見舞い状を書く人は少ないですが、近年の日本の夏の暑さによる病気や事故の多発を考えると、決して疎かにできない大事な習慣です。さらに、疎遠になっている方々との縁を戻すにも良い機会になります。
暑中見舞いと残暑見舞いの違いですが
届ける時期の違いで使い分けます。暑中見舞いは、梅雨が明けて夏の土用(立秋の前の18日間)の期間に届けます。一方、残暑見舞いは、立秋過ぎから処暑の候(8月23日から9月6日)までに届けます。
年賀状の場合は
表面の朱字で「年賀」と記すことで、郵便局側が元日に届くように配慮してくれますが、夏の見舞い状では区別がありませんので、3日程度で届くことを想定して、ポストへ投函する時期が重要になります。
書き方ですが、年賀状に比べると、あまり堅い規則はありませんが、一般的な例は、「見出し」「気遣いの文章」「日付」の3つから構成されます。
「見出し」は、少し大きな文字で「暑中お見舞い申し上げます」あるいは「残暑お見舞い申し上げます」と表現します。市販のはがきで最初から印刷されていても問題はありません。
次に「気遣いの文章」ですが
できるだけ簡潔に書くことが重要です。冒頭に「厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。」という旨の文章を基本に、「猛暑が静まる気配がありませんが」や「涼しい秋が待ち遠しいです」のような文章を付け加えてもいいです。
そして、「当方は何とか元気で過ごしています」という旨で、こちらの状況を簡潔に書きます。文章の最後に、「くれぐれもご自愛のほど、お祈り申し上げます。」という文章で締めくくります。あるいは「お近くにおいでの節は、ぜひお立ち寄りください。」という文章を付け加えると、なお印象の良いものとなります。
最後に「日付」ですが、平成○○年あるいは平成○○年8月として、「盛夏」と書き加えるのも良いでしょう。一般的に、暑中見舞いも残暑見舞いも、「拝啓」や「敬具」のような頭語・結語は省略します。
電子メールで物事が迅速に伝わる利便性がある一方で、心のこもった手書きの御挨拶状は先方に良い印象を与えます。ですから、年賀状も夏の挨拶状も、手書きのものを送りましょう。
また、郵便局あるいは市販のはがきを利用することは全く問題ありません。その場合は、薄い青か淡い青を背景に風鈴やスイカ、海など清涼を感じさせるイラスト入りのものは喜ばれます。