「未筆ながら」の意味と例文と書き方
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英文での日にちの書き方
英文には、イギリス式英語を使う場合とアメリカ式英語を使う場合があります。どちらの英文を用いるかによって日にちの書き方が多少変わってくるので、相手の国によって適切な表現を使い...
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絵葉書の書き方
絵葉書の書き方に、正しいも誤りもありません。どんな書き方でも、その人なりの個性が出て、楽しいのが絵葉書です。でも、実際に書きたいと思っても、どこから始めたらいいのか、分から...
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札の書き方:社名
慶事と弔事とを問わず、会社から先方へ花を贈る時には、社名を入れた立て札を添えて贈ります。単純に花を贈るだけでは、受け取る方にとっては、どこの誰から送られたか分かりにくいもの...
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回覧板の書き方
地域の情報を共有するために、欠かせないのが回覧板といえます。一人暮らしや夫婦共働きの世帯ですと、なかなか連絡をとることが難しい場合も多いですから、回覧板は重要な役割を担って...
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ソフトボールのメンバー表の書き方
ソフトボールをするときに、どのような打順でボールを打つのかという情報を明確にしないといけません。これを明確にしておかないと、次にボールを打つときに誰が打つのかわからなくなる...
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教授推薦の後付の書き方
大学生活も後半に入った頃に就職活動を行わなければなりません。就職しないというのであれば、大学院に進むか、若しくは自宅が超資産家などであれば、始めから悠々自適でしょうが、その...
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正社員履歴書の書き方
就職や転職の際は求人情報を参考にしながら希望の条件を満たした職場を探すことになりますが、条件の良い職場が見つかったら何としても採用されたいでしょう。特に雇用条件の良い職場や...
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封筒の裏の差出人の連名の書き方
手紙を送る際、場合によっては封筒の裏の差出人を連名にする必要があります。例えば、結婚式の招待状です。封筒の裏の差出人の箇所には、挙式を行う2人の名前を連名で記すのが慣習とな...
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手紙の書き方:横書き封筒
伝えたい気持ちや感謝の言葉。何気ない日常を手紙で綴る。何度も読み返して書き直した思いの詰まった手紙を送る。これらは昔から繰り返されてきた「言葉を相手に伝える」手段です。現代...
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出産手続き申請書の送付状の書き方
一般的に出産手続き申請を行う場合は、例えば出産手当金の送付状を会社へと送ることで出産手当金を受け取るときなどに申請を行います。被保険者が出産のために会社を休むなどをしたとき...

最近はメールが大変普及し、御中元やお歳暮をいただいたときにもメールでお礼をして済ませたり、何かのお詫びなどもメールで済ませることが多くなりました。親しい友人ならメールでも十分なのですが、目上の方や親せきの方、会社関係の方などメールでは失礼に当たることもあります。
そのような相手にお礼やお祝い、挨拶、お詫びなどの言葉を伝えたい時で、直接言えない時には、メールではなくお手紙を書くことで印象に残ってもらえ、相手様からの印象もよくなることでしょう。
しかし手紙は残るものでもあり、他の家族の方が見ないとも限りません。だから手紙を書くときには正しい手紙の書き方を知ったうえで書く必要があります。
敬語や謙遜語などを間違って使っていると
軽く済まされる場合もありますが、時には相手に不快な思いをさせてしまうこともあるのです。目上の方から目下の方にいう言葉を目上の人に使ってしまったり、丁寧になりすぎて敬語が二重になって使われくどく感じられたりすることもあるのです。
だから改まった相手に手紙を書くときには敬語の使い方を正しくするとともに、手紙の書き方も知っておきましょう。まず書きはじめは、お悔やみ状やお見舞い状以外は「拝啓」「謹啓」などの頭語から始めます。
「拝啓」よりさらに丁寧になると「謹啓」となります。そして一字分あけて、時候の挨拶と相手様の安否を気遣う言葉を書きます。たとえば「厳寒の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」や一年中使われる時候の挨拶として、「時下、ますますご活躍のこととお喜び申し上げます。」などの挨拶言葉を書きます。
そして次に本文に入ります。
「さて、何々の件ですが」や「ところで先日は結構なものをいただきありがとうございました。」「先日はご迷惑をしてまことに申し訳ありませんでした。」などから始めて書きたいことを丁寧な言葉、敬語を使った文章でつづります。
本文が終わると結びの言葉に入るのですが、結びの文章としては、「まずはご報告まで」という要件の取りまとめのような内容の言葉、「今後ともよろしくお願いいたします。」という今後のお願いに関する言葉、「恐縮ですがお返事をお願い申し上げます。」という返信を待つ言葉、または「ご自愛のほどお祈りいたします。」という相手の今後を気遣う言葉などがあります。
結びの言葉として、相手の今後を気遣う言葉を結びの言葉とするときには、相手様のことなのに「最後になってしまい、申し訳ございませんが」という意味を込めて「未筆ながら」という言葉を入れ「皆様のご健康をお祈り申し上げます。」「未筆ながら、天候不順の折、何卒ご自愛専一に。」「未筆ながら、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。」などを書いて締めくくります。
「未筆ながら」は縦書きなら業のはじめから、横書きならぎぃうの左端から書きはじめます。「未筆ながら」と一言添えるだけで相手様の今後のことを考え、さらに立ててもらっているということが伝わるでしょう。
このようなことは構えて書かなくても
さらっと流暢にまとめるとスマートな手紙になります。そして頭語の「拝啓」や「謹啓」に対する結語として「敬具」「謹言」などと書くのが正しい手紙の書き方です。
このように改まって手紙を書くときには書く順序や言葉の使い方を知っているととても読みやすい文章になります。また本文を書くときにもあまり長々と書いた文章では読みづらくて、読む気にならないということもあります。だから簡潔に文章を書くことができるとよいでしょう。
そして自分の字なので、上手な人もあまり得意でない人もいるのですが、あまり得意でなくても心を込めて丁寧に書けば、読んでもらいやすく気持ちがしっかり伝わり、味のある手紙になります。
メールは同じ印字で届いたり送ったりするので
ある意味別の人が送ってもわからないということもあります。また書く内容によっては誤解して相手に届いてしまうこともあるのです。
しかし手紙なら書いた人は間違いなくその人なので、その人の顔が十分見えて読んでもらえることになります。また文章から誤解が生まれるということもないのです。だから手紙はメールと比べて、誤解が生じにくく、気持ちが伝わりやすいということです。
ただ敬語だと思って間違えて使用してしまい、相手に不愉快な気持ちにさせる可能性は否めないので、敬語の使い方に関する知識を持っているとそのようなことにはなりません。手紙の最後に相手様の名前を書いて宛先としますが、その際、相手の氏名の後には「様」と付けるのが一般的です。
例外としては、何々先生には「先生様」と様と付ける必要がなく、会社や団体が相手の場合には「御中」とつけます。また不特定多数の方に文書を作成して配布する場合には、「各位」と付けるようにします。このようなことを知って手紙を書くと、読みやすく、失礼のないスマートな手紙が書きあがることでしょう。