読書感想文の書き方:高校の出だし

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読書感想文で必要なのは当たり前ですが本ですね。しかしどのような本を選ぶかで読書感想文の中身は違ってきます。本自体は薄いにもかかわらず内容が濃いものだと、感想文がすごく長くなることだってありえます。

 

  1. 1.まずは本選びからはじめましょう
  2. 2.さまざまな観点から本を読みましょう
  3. 3.読書感想文の内容構成や書き方
  4. 4.高校の読書感想文で大切なこと

 


まずは本選びからはじめましょう

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読書感想文で必要なのは当たり前ですが本ですね。しかしどのような本を選ぶかで読書感想文の中身は違ってきます。本自体は薄いにもかかわらず内容が濃いものだと、感想文がすごく長くなることだってありえます。逆に簡単な内容の本だと感想文に書くことが思い浮かばず、途方に暮れることだってありえます。ですから本選びはとても大切になります。

 

では高校生にとっての本選びはどのようなものがいいのでしょうか。現代社会では自分が知らない、興味がないこともある程度知っておく必要に迫られています。またそれらに対して自分なりの意見を持っておくことが求められています。これは大学受験における小論文試験や社会人になったときの提案書などに役に立ちます。

 

そのために自分が好きな本のジャンル、嫌いなジャンルを確認しましょう。そしてそこから自分が詳しい関心事、疎い関心事を確かめていきましょう。できれば自分が嫌いで、疎い関心事に絞って本を選ぶことが肝要です。なぜなら、そのほうが自分の知らなかったことを知ることができますし、それが感想として生きてくるからです。

 

では逆に自分が好きで、詳しい関心事に関する本はどうでしょうか。とても詳しく感想を述べることはできるでしょう。しかしそうなると感想文を誰でも理解できるように文章構成を考えなければならなくなります。対して自分が知らないことを知ったとなると、

 

知らなかった自分と知った自分との対比が可能になります。それは驚きや偏見の解消といった形で感想を述べることができ、とても充実した内容になるでしょう。ですからまずは本選びを慎重に行ってから、読書しましょう。

 


さまざまな観点から本を読みましょう

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本の読み方にはさまざまなものがあります。もっとも一般的といえるのは自分と対比したり、当てはめたりして読むことです。たとえば小説だと主人公に感情移入して読むことがこれに当たります。そうして読んだ場合は今度は客観的に読んでみましょう。主人公に対して気づけなかったことに新たに気づくことができるでしょう。

 

そうすると感想文はとても深い内容にすることができます。自分なりの読み方で本を読み終えたら、一度本から離れてみましょう。一日以上時間を空けて自分の頭だけで振り返ってみましょう。自分が印象に残ったこと、考えさせられたこと、衝撃だったことなどがきっと浮かんでくるはずです。それらもとてもよい感想の材料となるでしょう。

 

また時間を空けることで見えなくなっていたことにも気づくことができるでしょう。そしてもう一度、最初から読んでみましょう。余裕があればメモ書き程度でよいので、一回読んだだけの感想を書いてみましょう。短くてかまいません。自分がどう感じたかを率直に表現してみましょう。そして二回読んだときにも感想を書いてみましょう。

 

感想は必ず違うはずです。その違いは自分が新たな発見をすることができたことを表しています。自信を持って書いていきましょう。ここで大切なことは無理はしないことです。自分なりの読み方だけを繰り返してください。

 

そうすることで誰にも真似できない、しかも真剣な読書感想文が出来上がります。これは本選びのところでも述べたように、関心事に着目するということにポイントがあることはご説明したとおりです。

 


読書感想文の内容構成や書き方

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自分なりの感想をしっかりと持てたなら、出だしをどのように書き進めたいかはある程度イメージできていると思います。なぜなら、たとえば自分の偏見を一番よく感じたのであれば、反省する内容であったり、さらに調べたりする方向に向かうだろうからです。あるいは過去に似た経験があれば、それと比べてみるとよいでしょう。

 

これは感想文ですから自分が思い浮かんだことを書くことが基本です。臆することなく出だしを書いていきましょう。もし自分の感想が曖昧であったなら、自分がメモ書きした感想などをもう一度見返してみましょう。必ず自分なりの答えがあるはずです。それでも納得することができず、本を変更する場合もあるかもしれません。

 

しかしそれで大丈夫です。焦ることはありません。読んだ本に似た本を探して読めば、二冊とも読書感想文に書くことができるからです。それに比例して感想文もより深い内容にすることができるでしょう。さて、自分の直観に似た感想文にすることももちろんよいのですが、分析的に述べた文章はより深い印象を与えます。

 

本の内容を検証し、批判的に分析して感想を書くことで決して本の内容に簡単に同意しないようにすることができます。もしそれでも結果的に同意することになったとしても、本を読む力が大幅に引き上げることになります。そうなれば、次にまた感想文を書くことになれば、より知的な感想文を書くことができるようになります。そのような自分の成長を感じることができれば、感想文としてとても優れたものとなることでしょう。

 


高校の読書感想文で大切なこと

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ここまで本の選び方、感想文の内容について述べてきました。しかし中には感想文は苦手という方もおられると思います。そのような方はとにかく感想文を、内容を気にしないで出だしから最後まで一気に書き上げてみましょう。かならず自分の感情が見え隠れする文章が現れてきます。それを主軸にして書くということも手段の一つです。

 

何度も言いますが、読書感想文で大切なのは決して自分の気持ちに嘘をつかずに書くことです。自分を偽って書いていくといつかどこかで書き進めることができなくなるときがやってきます。そうならないように選んだ本と何回でも正面から向き合いましょう。そうして出てきた感想が自分の本に対する感想なのです。そのことを読み手にも理解できるように気を配りながら書けばよいのです。

 

もししっかりと理解されるか心配であれば、家族や友人に見せてみましょう。自分の内面を見られるようで恥ずかしいとは思いますが、高校を卒業すれば就職や進学に人生が分かれていきます。そうなると嫌でも自分の意見を言わなければならなくなります。ですから他人よりも親しい間柄で練習すると思ってください。

 

勇気を持って取り組んでみましょう。そういった場面でも新たな発見が多くありますので、どんどん感想文に反映させていきましょう。そこまで来れば、今度は誤字脱字がないか、文章がわかりにくいかなどの最終チェックを行いましょう。それと並行して、自分の感想を述べられているかも確かめてみましょう。

 

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