お見舞い袋の書き方
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お見舞い袋は、病気や災害にあった方をお見舞いする時や、新規開店や開業を迎えた方を励ます時に、見舞金を贈る為に使います。友人や親族等にトラブルが起きたり、独立して新しい活動を始める時等は、何かと手助けが必要になります。
お見舞い袋を利用する意味
お見舞い袋は、病気や災害にあった方をお見舞いする時や、新規開店や開業を迎えた方を励ます時に、見舞金を贈る為に使います。友人や親族等にトラブルが起きたり、独立して新しい活動を始める時等は、何かと手助けが必要になります。特に入院や避難、新規店舗を出店した等で、何かと入用が増えた方には、金銭的な援助が有り難いものです。
しかし、ただ単に現金を手渡したり、銀行口座へ振り込んだりするのでは相手方に失礼になりますし、受け取りにくいでしょう。そこでお見舞い袋を作ってお見舞金として贈れば、困難な状態にある友人や親族に、お見舞いの気持ちを込めた贈り物として贈る事ができるのです。贈り物の常として、作り方や贈り方には様々な決まり事やマナーが存在します。
しかし、いずれも贈る側からの労わりの気持ちや、受け取る側の状況の改善を祈願する意味等が込められているものです。また、普段は冗談を言い合う親しい仲の間柄でも、こうした機会に折り目正しい贈り物をされると、意外に喜んでもらえるものです。お見舞い袋を作る為には、新しく学ぶべき事があり、人によっては若干練習が必要な場合もあります。
しかし、しっかりした物を作れば、それだけ気持ちの込めた贈り物になりますので、贈る側にとっても贈られる側にとっても良いお見舞いになるでしょう。作り方の基礎と基本とは決まっていますので、簡単なルールとマナーとを守れば、
ある程度相手の好みに合わせた選択もできます。お見舞い袋を使うべき時は相手方にとって大変な時期ですが、贈る側にとっては、恩のある方やお世話になった方に思いやりの気持ちを持って接する機会でもあります。しっかり作って、良いお見舞いになるようにしましょう。
お見舞い袋の書き方の基礎と基本
お見舞い袋の書き方の基礎として、表書きの様式があります。表の中央に縦書きで、お見舞いの意と自分の氏名を書くのが基本ですが、お見舞いの原因になった出来事によって若干異なる書き方をします。例えば、病気のお見舞いをする時にはシンプルな白無地の封筒に書きますが、この時、「お見舞」や「御見舞」等のお見舞いの意と、
自分の氏名との間に、少しスペースを空けて書きます。逆に、病気が治った後の快気祝いには水引と熨斗のついた封筒に書きますので、お見舞いの意は水引より上側に、自分の氏名は下側に書く様式です。上側には「快気祝」や「謝御見舞い」等と書きます。友人や親族が独立して新規開店をする場合も、水引と熨斗のついた封筒に書くでしょう。
快気祝いと同様に水引の上下で書き分け、見舞いの意として「祝御開店」や「御開業御祝」等と書きます。病気が治った時と、新規開店の時と、どちらも水引がついたお見舞い袋を利用しますが、前者は「結び切り」と言って結び直せない結び方をした水引のデザインを選びます。結び方の性質から、二度と起きない事を願っての選択です。
後者は花結び(蝶結び)の結び方を選びますが、こちらは結び直せる性質がありますので、沢山の店を開店していける事業拡大を願っての選択です。この様に、お見舞い袋は贈る人と受け取る人との関係や、お見舞いをする状況により選ぶべきものが違い、書き方も若干異なっています。間違えると相手への失礼になりますので、選択は慎重に行い、表書きも文例を参考にして適切なものを書きましょう。
お見舞い袋を上手に扱う方法
お見舞い袋を上手に扱う方法として、3つのポイントを押さえておくと良いでしょう。1つ目は、表書きの書き方です。どの様な文面でも、筆記に使用するのは毛筆を基本とします。インクの色は黒を使いますが、色合いが薄い物は弔事に利用するものなので選ばないように気を付けます。字の大きさにも気を付けると良いでしょう。
基本的にお見舞いの意の方を若干大きくして、自分の名前はそれより小さ目に書くべきです。2つ目は、中袋の使い方です。基本的に表側に漢数字で金額を書き、裏側に住所と氏名を書きます。中袋の様式によっては金額の記入欄が裏側にある場合がありますので、この場合は表側に住所と氏名を書きましょう。また、記入欄が小さすぎて毛筆では書きにくいという事もあります。
どうしても記入が難しい場合は、そこだけ万年筆で記しても構いません。中袋をお見舞い袋に包む時は、封筒型とは別に、紙に包んで折り畳む場合もあります。この方法で包む時は、祝い折りと弔い折りの2種類がありますが、病気のお見舞いの場合は祝い折りを使いましょう。この折り方は上昇という意味がありますので、病気の改善や完治の願いを込めた方法になります。
同様に、袱紗で包む時も慶事の方法で包むと良いでしょう。3つ目は、お見舞金の入れ方と選び方です。お見舞い袋もお札も相手に表側を見せて渡すものですが、袋は縦長でお札は横長ですから、お札の向きに気を付ける必要があります。お札を入れる時は、肖像画が上に来るように入れるのが適切です。また、お見舞い用のお札は新札を使うべきですので、事前に入手しておくのを忘れないようにします。
お見舞い袋の書き方のまとめ
お見舞い袋の書き方は、贈る人と受け取る人との関係や状況により違うものです。病気見舞いなら白無地の袋を使い、快気祝いや開業祝いでは水引と熨斗のついたものを選びます。しかし、同じ水引と熨斗のついた袋を使うと言っても、快気祝いは二度と起きないようにと願いを込めた意味の水引を使うのに対し、
開業祝いでは商売繁盛と数多くの出店を願う意味の水引を使います。ややこしいようですが、お見舞い袋の様式や書き方には、それぞれお見舞いの気持ちを込めた大切な意味が込められているものです。決して無意味な形式ではなく、そこには贈る側の気持ちがあり、受け取る側への配慮や思いやりがあります。
お見舞い袋を作る為に色々と調べる事はありますし、表書きや裏書等に、毛筆や万年筆を使いますので練習が必要な場合もあるでしょう。新札を手に入れるには銀行等を利用しますからスケジュール調整が必要で、時間も手間もかかります。しかし、お見舞い袋を作る為に無駄な部分はありません。普段、冗談を言い合うような親しい間柄の相手だからこそ、
また、日頃あまり会えない相手だからこそ、しっかり整ったお見舞い袋でお見舞いをされた時、受け取る側にとってありがたいものなのです。お見舞いは、いつもお世話になっている方や、以前助けていただいた方等に、思いやりの気持ちを持って接する機会になります。失礼が無いように整えられたお見舞い袋を持参してお見舞いをすれば、困難な状況にある方を励まし、勇気づけることができるでしょう。